地域活性ブログ

トルコ国境を目指す

2012.01.14

テヘランは冷たい雨が降っていた。タクシーでアサディーバスターミナルに向かっていた。それほど大降りではないが、しっかりと地面を濡らす雨に、砂漠を抜けたことを教えられた。バスが到着したのは南バスターミナルだった。トルコ国境に向けてのバスチケットを確保しておきたかった。次の目的地であるタブリーズ行きのバスは、アサディーバスターミナルという別のターミナルから出発すると教えられた。パキスタンのクエッタを出発して以来、一回もホテルに泊まっていなかった。

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車中泊は二日つづいている。しかしなぜか三人とも余力が残っている気配がした。インドのバスターミナルに着いたときのような樵悴した面もちではない。やはりイランの道とバスのおかげなのだ。タブリーズ行きは夜の九時発だった。行くことにした。そこまで着けばトルコ国境は遠くない。そこで一泊と心に決めた。心配なのはカメラマンのカメラのバッテリーだった。これまでホテルに泊まったのは、寝不足に耐えきれないことが多かったが、バッテリーの充電という目的もあった。普通の取材旅行なら、ホテルで寝ている間に充電やバックアップもできたのだが、この旅は夜といえばバスのなかだった。さすがにバス車内で充電というわけにはいかなかった。カメラのバッテリーは、ともすれば先へ、先へと進んでしまうバスの旅に歯止めをかけてくれていた。