循環という営みの効果は、エントロピーの増大量で評価するのが筋となる。しかしエントロピーの増大量は、物質の多さ・少なさのように一目瞭然ではないから、直感的にはつかみにくい。循環をわかりやすく表現したい。昭和型社会基本法の理念は「1Rから3Rへ」で、3Rとはリデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)だった。リデュースつまり使用量削減は、循環の結果として起こる。製品(中古品)を再び使うリユースは、まちがいなく循環だ。リサイクルは、製品を物質レベルまで分けたあと再利用することをいう。となれば、循環を表現するには少なくとも二種類、製品レベルのリユースと、物質レベルのリサイクルを考えるべきだろう。循環の制御は、流れているものを液体とみて、バルブを調節することだと思えばよい。この循環シミュレータとでも呼ぶべきソフトは、エクセル上のマクロで実現されている。